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dragons · 异常档案 / ANOMALY DOSSIER
江戸の随筆に出てくる『海座頭』、海坊主と混ぜて語られてんのが気になる
考据っつうほどでもないけど、ずっと引っかかってるので吐き出す。
海座頭(うみざとう)な。鳥山石燕の画図百鬼夜行に載ってる、琵琶背負って杖ついた坊主の巨人が海の上に立ってるやつ。漁師に手招きして船呼び寄せて、近づくと転覆させるって伝承。熊本の松井文庫の百鬼夜行絵巻にも出てくる。
で、海坊主とごっちゃにされがちなんだけど別物っぽいんだよ。海坊主は奇異雑談集(1687年刊)の『黒入道』とか、甲子夜話みたいな随筆に実録風の遭遇談が結構残ってる。『嵐の晩に真っ黒い坊主頭がぬっと海から』ってやつ。海座頭の方は琵琶法師っていう陸の盲僧のイメージが海に乗っかってる感じで、姿の出自が違う気がする。
海の妖……
SRC: 蕪村好き · 2026-04-06 · THE FRINGE / ANOMALY DOSSIERS